自宅の鍵は、毎日意識せずに使っている方が多いものの、悪意ある第三者から自分の財産とパーソナルスペースを守ってくれる番人の役割を果たしています。
奥まで差し込んでから捻るシリンダー錠が広く普及しており、差し込み口と内部のピンのパターンが一致していなければ開錠できない構造です。
しかし、古くなるほどに摩耗していき、途中で引っかかることや、きちんと差し込んでいるのに施錠や開錠に手間取るケースが増加していきます。
年々進化している空き巣の手口に対応するためにも、設置から5年以上の時間が経過していたら新品への交換を検討してみましょう。
賃貸物件や借家については、大家の許可がないと付け替えはできませんが、その代わりに入居時に付け替えられるのが一般的です。
最新の鍵は、定番のシリンダー錠から機械式のピッキング不可能なタイプまで幅広いラインナップの中から自由に選べます。
信頼ある民間団体による防犯性能の評価や、老舗メーカーの社内テストによる実証といった分かりやすい指標があるため、自宅の玄関扉に合うサイズで、なおかつ、安心できる鍵を選べる環境です。
扉のドアノブに埋め込むタイプなどでは、景観を損なわない配慮がされたデザインであり、リモコン等で遠隔操作するタイプにいたっては内側でカンヌキが機械的に動作するので外部からは見えません。
集合住宅では、テンキーによる暗証番号式が便利で、特に短期間で多くの出入りがあるケースで人気です。
鍵の交換については、一式をネット通販や店頭で購入して、自分で付け替える方法もあります。
もっとも、専門の職人は手際が良く、その業界の事情に詳しいので、素人では分かりにくいポイントをきちんと押さえた上で、丁寧に交換してくれます。
交換中は施錠できなくなってしまうから、短時間で確実に作業を完了したいのならば、信頼と実績がある職人がいる店舗に依頼しましょう。
どの種類を選ぶのかといった悩みがあれば、経験豊富で色々な商品を取り扱っているプロに相談すると安心です。
一度つけたら5年、10年単位で使い続けるので、信頼できる業者から入手する点も含めて、慎重に検討しましょう。